「 ゲ ロ ゲ ロ 噴 水 展 」
芝辻詩子
展示
2007 年 9 / 4 火曜 〜 9 / 15 日曜
月曜から金曜 19:00 - 22:00
土曜と日曜 12:00 - 20:00
パーティ 9 /7 金曜 19:00
出演 : No Fork Droise (21:00)
入場無料
人形アニメーター、アニメーション作家として活動する芝辻詩子の第一回個展。
今回は自身の映像作品にも登場したモチーフ「ゲロ噴水」を立体作品として展示する。
都会的な雑食性を温床に、「かわいい」ものや「どうでもいい」ものの、無為即発的なエネルギーや生理的な挑発で言葉や条理の重力を振り切り、
自由へ突き抜けようとする作家の意思は、かつてのシュルレアリストたちのそれにも似て、愛玩を誘うに留まらず暴力的でもある。
以下はこの展覧会に寄せた作家の言葉より
『 わたしはどうでもよいものに執着心があります。
「どうでもよい」とは投げやりで愛のない表現ですが、つまり重要でないもの、
無意味なもの、偏ったもの、中途半端なもの、邪道なものに惹かれる少数派嗜好なのです。
その私の愛する「どうでもよいもの」たちの中にはかわいげのあるものが数多くありますが、
同時に嫌悪と不快感をもよおすような異形のものへの執着もぬぐい去ることができません。
ゲロ(嘔吐物)はしばしわたしが扱うモチーフのひとつですが、それは消化の途中、
予定外に吐き出されてしまった文字通り消化不良の中途半端な物体です。
尿や便、痰など別の排泄物はきちんと役割を終えて、排出されているのにも関わらず、
ゲロに限っては本来の目的を果たさず終わった、「不自然な元食物」なのです。
摂取されたあらゆる食物のにおいと胃液の混ざった、酸味ある吐瀉物を想像してみるのは、なんとも不快なことでしょう。
この展示の噴水は本来なら一度吐き出してしまえばそれきりの「ゲロ」が延々と際限なく循環するという仕組みになっています。
ゲロ特有のの気持ち悪さを思い浮かべながら、繰り返し吐き出されるどうでもいい滑稽なさまを密かな笑いとともに鑑賞していただければ幸いです。

上 : 映像作品「 Puking Fountain Square 」より
芝辻詩子 しばつじうたこ
人形アニメーター、アニメーション作家
東京都下に生まれる
武蔵野美術大学映像学科を卒業後、渡英
Surrey Institute of Art and Design University College
BA(Hons) Animation 取得
卒業後は英国マンチェスターの、ヨーロッパ最大手アニメーションスタジオ、
Cosgrove Hall FilmsとHot Animationで研修
アニメーター訓練生として勤めながら、 短編アニメーション「天地創造」を制作
2006年帰国
現在東京で人形アニメーターとして活躍中
作家来場予定 :
土曜、日曜、月曜、各終日 他未定
|
出演 : No Fork Droise
9/7 金曜 21:00

Droiseの別編成2人組、No Fork Droiseによる演奏
Droise
http://www.myspace.com/droise
(Myspace)
*作品画像は複写による再現で、現物とは誤差があります。
文責:林谷英昭
(c)七針 2007 www.ftftftf.com 104-0033 2-7-1 b1